Ryzen APUならば、高クロックメモリは有効ですが、相性問題が厳しいのでリスクが伴います。
またGPUを別途装着する場合は、APUでメモリを高クロック化した場合の1/10程度しか恩恵を受けられないそうです。
単体GPUを使用する場合は、ゲームに於いても1%程度の上昇しか見込めないようですので、高価なメモリを購入するくらいならGPUに資金を回した方が効率的です。
もしくはAMDの超解像技術「FidelityFX」を利用した方が遥かに良いでしょう。
AMDの超解像技術「FidelityFX」については下記にリンクを掲載しておきましたので、以前書いた記事を参考にしてください。
当然と言えば当然なのですが、高速化したAPUであっても単体のゲーミングGPUには勝てません。
ただ「運良く高速化出来たRyzen 7 4750Gであれば、Radeon RX 560クラスには勝つ」事が出来ます。
******************************************************** ■ここで注意です(重要)
前回も書きましたが、本記事のようなメモリの高クロック運用(オーバークロック)はCPUのメモリコントローラの定格がDDR4-3200なので、DDR4-3200を超えるメモリを使用するとメモリではなく、まずCPUの製品保証が切れます。
何度か書いておりますが、Ryzen 5000シリーズであってもCPUのメモリコントローラーはDDR4-3200なので、同じくCPUの製品保証が切れます。
それから私の環境で動作したからと言って、同じ設定が通るかと言えば各パーツの個体差と組み合わせが合致した場合のみであり、正直に書くと「運任せ」で動作保証は出来ません。
それが例え同じパーツを利用したとしてもです。
手動で設定を触れる人や、起動しなくなった場合の対処法を知ってる人はともかく、初心者の方が安易にXMP対応のオーバークロックメモリを購入すると痛い目を見るかもしれません。
それと本記事の様にオーバークロックを真似してもパーツが破損する恐れがあり、当方では責任は取れません。
やるなら「どんなパーツが壊れても良いと覚悟した上」、自己責任のもとで実施してください。
オーバークロックとは危険を伴う、リスクの高いチャレンジだと認識してください。
繰り返しますが、オーバークロックにより何が起きても、あくまでも自己責任です。
他人に責任転嫁するのは、お門違いです。
この事は頭に入れておいてください。 ********************************************************
※関連情報 Ryzen 9 5900XマシンでメモリOCを試したらDDR4-3933 CL16が「1:1」モードで安定起動した