対象マシンは 「UEFIすら全く起動しなくなる」「メモリクロックが安定しない」 と言う先の見えないトラブルにより、安定動作に苦労したメインマシンとなります。
まず前提として安定化させた以降は「UEFIは変更していないし、メモリも直近で変更したまま」の状態です。
メモリの設定は手動しか安定しなかったので、先日安定させた段階でも全て手動での設定です。
直近のメモリ変更でもDDR4-3733や、DDR4-3800を試したらUEFIは起動するけど、以降はエラーで停止したり、Windowsまで起動させてもフリーズするので、高クロックでの動作確認(遊び)は諦めていた。
もちろん「1:1」モードに拘らなければ、簡単にDDR4-4000くらいは起動します。
今まで苦労していたので、先にも書いた通り常用設定も手動設定だが、ふとした思い付きで一時的に設定を手動で更に幾つか試してみたら「DDR4-3933 CL16」が「1:1」モードで動作してしまった。
もちろんPBO2やAMD Smart Access Memoryも有効のままである。
アプリを起動させてもフリーズすることもないし、普通に使用可能である。
どうやら、おいしい設定を見つけてしまったかも知れない。
もちろん安定性重視のメモリに変更した事も関係していると思われる。
直近まで安定化させる為に苦労していたので、まさかこんなに早い段階でDDR4-3933 CL16での動作確認が出来るとは思っていなかったので、嬉しい誤算である。
とは言え、この設定での常用は怖いので、設定はメモとして残しておき、メモリクロックの設定は元に戻しておいた。
******************************************************** ■ここで注意です(重要)
前回も書きましたが、本記事のようなメモリの高クロック運用(オーバークロック)はCPUのメモリコントローラの定格がDDR4-3200なので、DDR4-3200を超えるメモリを使用するとメモリではなく、まずCPUの製品保証が切れます。
何度か書いておりますが、Ryzen 5000シリーズであってもCPUのメモリコントローラーはDDR4-3200なので、同じくCPUの製品保証が切れます。
それから私の環境で動作したからと言って、同じ設定が通るかと言えば各パーツの個体差と組み合わせが合致した場合のみであり、正直に書くと「運任せ」で動作保証は出来ません。
それが例え同じパーツを利用したとしてもです。
手動で設定を触れる人や、起動しなくなった場合の対処法を知ってる人はともかく、初心者の方が安易にXMP対応のオーバークロックメモリを購入すると痛い目を見るかもしれません。
それと本記事の様にオーバークロックを真似してもパーツが破損する恐れがあり、当方では責任は取れません。
やるなら「どんなパーツが壊れても良いと覚悟した上」、自己責任のもとで実施してください。
オーバークロックとは危険を伴う、リスクの高いチャレンジだと認識してください。
繰り返しますが、オーバークロックにより何が起きても、あくまでも自己責任です。 他人に責任転嫁するのは、お門違いです。
この事は頭に入れておいてください。 ********************************************************
※関連情報 安定したのにメモリもついでに交換(ぉ