サブマシンが調子いいので、BIOSを「AMD AGESA ComboAm4v2PI 1.0.8.1」にアップデートしてから、メインマシンについてもメモリのオーバークロックに挑戦してみた。
******************************************************** ■ここで注意です(重要)
前回も書きましたが、本記事のようなメモリの高クロック運用(オーバークロック)はCPUのメモリコントローラの定格がDDR4-3200なので、メモリではなく、まずCPUの保証が切れます。
念の為に書いておきますが、XMP対応メモリでDDR4-3200を実現した場合、見た目は定格のDDR4-3200なので大丈夫そうに思えますが、大抵は必要電圧が1.35Vとなり、JEDECの標準規格から外れた動作を実現する関係上、メモリの保証はOKでもCPUの保証は切れます。
無理をしてオーバークロックメモリを使用する必要はありません。
仮に使用してもCPUの保証が切れる方がデメリットが大きく、メモリをオーバークロックしても体感は殆どできないので、CPUやGPUのグレードを上げた方が確実です。
オーバークロックのような危険もないし、お勧めです。
そもそもXMPはIntelが提唱した規格であり、AMD用ではありません。
冒頭でも書いた通り、動作するかは相性の他に、個体差も大きく関係しています。
私の環境で動作したからと言って、同じ設定が通るかと言えば上記理由から「運任せ」であり、動作保証は出来ません。 それが例え同じパーツを利用したとしてもです。
手動で設定を触れる人や、起動しなくなった場合の対処法を知ってる人はともかく、初心者の方が安易にXMP対応のオーバークロックメモリを購入すると痛い目を見るかもしれません。
それと本記事の様にオーバークロックを真似してもパーツが破損する恐れがあり、当方では責任は取れません。
やるなら「どんなパーツが壊れても良いと覚悟した上」、自己責任のもとで実施してください。
オーバークロックとは危険を伴う、リスクの高いチャレンジだと認識してください。
繰り返しますが、オーバークロックにより何が起きても、あくまでも自己責任です。 他人に責任転嫁するのは、お門違いです。
この事は頭に入れておいてください。 ********************************************************
本題に入ります。
メインマシンに関しては重要なデータを扱うので、安定性重視のメモリを選んでいた為かメモリのオーバークロックはBIOSを「AMD AGESA ComboAm4v2PI 1.0.8.1」にしても少し設定を弄るだけでBIOSすら起動しなかったよ。
パーツ同士の相性もあるだろうが、もともと高クロックでは運用しない予定で購入したメモリだから仕方ないか。
マザーボードも激安品だし(苦笑)
オートでは無理だったので、今回もBIOSから手動でセットしました。
一段階でも上がったかと思えば、直ぐに不安定になってしまったのでメインマシンではメモリのオーバークロックは無理ですね。
こちらは設定を元に戻してオーバークロックはせずに、当初の予定通り安定性重視で運用したいと思います。
今回のテストでサブマシンでの構成および個体差による動作の組み合わせが良すぎたと言う事が分かりました。
メインマシンでの高クロック運用をさせる為にCPUやマザーボード、メモリの買い替えは流石に無駄遣いになるので、止めておきます。
安物とはいえ、スペック的に不満は無いので。
まだ予定はありませんが、5年後くらいに作り直す際には少しは余裕を持たせた構成に出来ると良いな。
※関連情報 あら。今度はDDR4-4200が「1:1モード」で動作しましたよ