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「マイナ保険証」に各地から異論、全国110議会が意見書可決



政府が今年12月に現行の健康保険証を廃止し、その機能をマイナンバーカードに持たせて一本化する「マイナ保険証」。

全国27都道府県の110議会が対策を求める意見書を可決。
個人情報漏えいの恐れがあるなどとして、大多数が現行保険証の廃止延期や存続を要請。
意見書は昨年3月から今年1月4日までに首相や衆参両院議長らに宛てて提出された。

「マイナ保険証一本に統一する」と決めた岸田総理をはじめとする今の政権。
それでもマイナ保険証の利用者は全国で4.33%で7か月連続で下がっている。

本当に健康保険証を廃止したら、国民皆保険制度が破綻する。
「健康保険証存続を…」と医療機関の9割が必要と発表している。

それだけ医療機関は勿論、国民も登録ミスを含めたトラブル続きのシステムに懐疑的なのと他人でも認証で来てしまうマイナ保険証は個人情報漏えいだってあり得る。
現在でも登録ミスを含めたトラブルは続いている。

かかりつけ医でも「マイナ保険証は無い方が負担が減って助かる」と言っていた。
それとマイナ保険証導入により、かかりつけ医の廃業が過去最多となっている事実も忘れてはならない。

そもそもマイナンバーカードの取得は任意である。
それをマイナンバーカード普及のためにマイナ保険証を必須にしようとしている政権は矛盾している。

目的と手段が逆なんですよ。

しかも新たに「資格確認書」を発行すると言っているが、医療機関が設置したマイナンバー読み取り機器では読み取る事が出来ない。
つまり再導入が必要で、システムも改修が続き、膨大な税金が無駄に使われる。

以前も書いたが、やるなら現在の健康保険証も使える状態にしておくべき。
マイナ保険証で論点がすり替えられているが、この際ハッキリ言わせてもらおう。

国民にとってマイナ保険証(マイナンバーカード)は不要。
健康保険証に至っては、現在の紙の保険証一本で継続した方が国民、医療機関などが望んでいる事。
マイナ保険証は廃止すべき。
無駄な税金を膨大に投入しなくて済むから。

この際、政府関係者は、変なプライドを捨てて貰おう。

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