現在サブマシンに接続して使用しているHDDケースはUSB接続なのですが、USB3.0の製品が出始めたころに購入した代物。
お陰でマニュアルにも「Intelチップセット搭載モデル推奨」とある。
そうは言ってもWindows 7を使用していた際は、AMDマザーでも非常に安定してUSB3.0が動作していた。
ところがWindows 10にアップグレードした途端、USB3.0が不安定になりまともに動作しなくなってしまった。
もちろんUSB周りのドライバは最新(Windows 10対応)のものに入れ替えてあるのにです。
ファイルコピー中にUSB3.0機器を見失い、USB3.0機器がOSの管理下から外れるのである。
一定の時間が経過すれば再認識するが、ファイルのコピー自体は当然ながら停止してしまう。
これはWindows 7からWindows 10になった際に、USBの管理方式が変更になった事が大きな要因。
当時は「なんで古いOSの方が推奨外の環境でも安定動作するんだよ、新しいOSになって性能が落ちてどうする」と愚痴ったものである(苦笑)
すがる思いで推奨搭載チップを使用した増設カードを使用してテストしてみたが、これも全く効果なし。
公式サイトでも増設カードを利用した動作は保証しないと書かれているので当然の結果か。
Windows 10をアップデートしても管理方式に変更があるわけではないので、当然USB3.0は不安定で全く使えない。
当然ながらWindows 7に戻すと今までの不具合が嘘だったかのように非常に安定する・・・。
そんな理由もあってWindows 10へのアップグレードを決めた際に苦渋の決断として、サブマシンをAMD環境からIntel環境へ移行した経緯がある。
Intel環境に移行してもUSB周りを調整しないと安定しての使用は無理だったが、色々と試行錯誤した結果安定して動作するようになった。
ただそれまでのAMD環境と違い、設定を少し見直せば完全に安定して動作した。
余談だが、この時まで利用していたAMD環境(A10-7850K)はそのままリビング用PCの換装に用いられ、現在も継続して使用中である。
尚、こちらは外付けのHDDケースを使用していないので、Windows 10にアップグレードしたあとも快適に動作している。
そんな経緯もあり「AMD Ryzen」が登場してもサブマシンを組み替えたいのを我慢し、Intelの脆弱性を甘んじて受けながらも使用していたのは全てUSB3.0の安定動作が保証されなかったからである。
ネットを探してもRyzen環境でもUSB周りが不安定と言う情報ばかり・・・。
しかしながら2018年初頭の「Meltdown/Spectre」だけならまだしも、最近はIntelから毎月大量の脆弱性が発表になりとてもではないが個人で対応できる範囲を超えてしまった。
そして我慢にも限度が来て一種の賭けとなってしまったが、サブマシンをRyzen環境へ移行した。
目的は以前も書いたが「Intelによる大量の脆弱性から脱却」する為である。
移行後もIntel環境の際に調整した項目は既に同様のセットアップをしてある。
しかし、やはりと言うべきか外付けHDDにファイルをコピーしようとすると「USBポートが正しく動作していません」の嵐。
デバイスマネージャではどれも正常に動作しているというのに・・・。
でも以前のようにUSB3.0機器を見失うまでは行かなくて、エラーは吐くけどコピーは出来るという奇妙な状態に陥った。
流石にファイルコピーが出来てもエラー多発状態は利用していて気持ちのいいものでもないし、ファイルコピーの信頼性にもかかわってくる。
試しに系統が異なると思われるUSB3.1ポートを使用してみたら大量のファイルをコピーしても今度はエラーが発生しなくなった。
直前まで同じデータで転送実験してもエラーばかりだったものが、とりあえず30GBほどコピーしてもエラーを出さなくなった。
まだ試験運用の段階であり安定しているとは言い難いが、暫くこのポートにて使用してみようと思う。
念のため言っておくが、同じ事をしてもUSB3.0周りが安定する保証はどこにもないので、試したい方は自己責任でお願いします。
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