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「ガソリン車よりも環境に悪い」大型EV



環境問題を無視して、なぜ大型SUVを売るのか。
結論から書くと自動車メーカーが儲けるためである。

テスラでさえ、最初に売り出したのはアメリカで人気の大型SUVですからね。
そもそもアメリカや中国はEUの法案に署名していないですし。

まず最初に電気駆動であろうとなかろうと、巨大な車にはいくつかの大きな問題がついて回る。

大型車は道路をより激しく摩耗させ傷を残す。

大型車からは車外の様子が見づらく、自転車に乗る人や歩行者に危険が及ぶ可能性が非常に高くなる。

更に人気のハマーEV1台分の電池を作る材料で、日産リーフ4〜5台分の電池を作れる。

自動車のトレンドが今と同じまま続くなら、2035年までの電池需要に応えるためだけに、新たに300の鉱山が必要になるとの試算もある。

さらに言えば、リチウムイオン電池なので出火したら車両の全焼は免れないと考えて差し支えない。

消火に掛かる時間も膨大なので、通行止めとなる時間も大幅に伸びる。

この手のEVのデメリットについてメディアが積極的に取り上げないこと自体がおかしいのである。

その点、日本は真面目過ぎる面があるのは否めない。
もっと強かに動かないと、日本の自動車産業EUの思うつぼで衰退の一歩を辿るだろう。

先日も書いたが、土壇場で2035年以降もEUでエンジン車が販売可能となったのは記憶に新しい。

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