AMDは現在、Windows搭載ノートパソコン向け高速半導体のシェアでインテルを追い抜き、世界首位に立っている。
そして更なるテコ入れの為に以前も書いたRyzen 6000シリーズのノートPC向けAPUをまず投入する。
Ryzen 6000シリーズのノートPC向けAPUの特徴としてはまずGPUがVEGAから現行世代のRDNA2に変更され、CPUにあたる部分もZen3+へと強化されている。
このGPU部分がRDNA2の最新世代になることで大幅な性能向上が見込まれる。
しかも大きく分けて2種類があり、HシリーズとUシリーズがある。
Hシリーズはハイパフォーマンス向けで、Uシリーズは性能は高い状態を維持しながら15W~28Wと省電力特化型である。
つまりは薄型ノートPCにも高性能APUが搭載できるのである。
もちろん性能が上がったからと言って某メーカーの様に電力消費が上がるという事は無い。
しかも対応メモリはDDR5である。
既に大口契約も締結している模様で、2021年の150種類から2022年は200種のノートPCが登場する見込み。
これで法人用のPCにも食い込む計画である。
そして2022年内にデスクトップ向けのZen4(Ryzen 7000シリーズ)が投入される。
詳細については下記記事をご覧ください。
追記:AMDの新APU「Ryzen 6000」シリーズがPCゲーム業界に与えるインパクト。インテルとの「決定的な違い」とは? (2022.01.07) AMDの新APU「Ryzen 6000」シリーズがPCゲーム業界に与えるインパクト。インテルとの「決定的な違い」とは?
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