KALMIA-WORKS

Renewed in August 24,2017.

「Windows 11」は10月5日に正式リリース、アップデート要件緩和もサポートは対象外

Windows 11」は10月5日に正式リリースされる。

正式にサポートされるのは以下の最小システム要件を満たした場合のみである。

Windows 11 ハードウェア要件(最低必須要件)
・64bit CPU (周波数が1GHz以上でコアは2コア以上)

・4GBメモリ

・64GBストレージ

DirectX 12

UEFI (Legacy BIOS不可)

・Secure Boot

・TPM2.0搭載 (fTPM含む)

この要件を満たしていれば、リリース当日からWindows Update経由で「Windows 11」への無償アップグレードが可能となる。

自宅で利用している自作機3機は全てハードウェア要件を満たしているので問題はない。

MicrosoftでWindows11へのアップデート要件の緩和が検討されてきたが、例外として「Windows 11 ハードウェア要件」を満たしていない場合(サポートされないPC)の抜け道も用意した。

それは「ISO」ファイルからのインストールである。
これはかなりの譲歩だと考える。

但し、Microsoftとしてはその行為はあくまでも例外であり「Windows Updateを含めたサポートは提供されない」模様。

Microsoft曰く、「サポートされていないPCはWindows Updateを受け取る権利がなく、セキュリティやドライバーの更新が保留される可能性がある」との事。

今まで通り、Windows Updateを含めたサポートを継続したければ、当初Microsoftが指定したハードウェア要件を満たす必要がある。

そうでなければ定例アップデートもできないという事である。

良く読めばわかると思うが、「可能性がある」と今後変更されるかも知れないという含みを持たせている。

ただ今までの経緯を含めれば可能性は低いだろう。

と言うよりも、CPUの脆弱性[Spectre/Meltdown]を含めたセキュリティ問題やOSサポートの観点からも当初掲げたハードウェア要件の変更はして欲しくはない。  

CPUのハードウェアの問題をCPUメーカーではなく、OS側で対応するというのもおかしな話ですし。

今回は範囲が広過ぎた為の特別処置なので、この辺りでハードウェア構成を一新してもらった方がMicrosoftもユーザーもお互い良いだろう。

またMicrosoftは「最小システム要件を満たしていないデバイスでは、カーネルモードのクラッシュが52%多くなる」としている。

因みに現バージョンのWindows 10については、2025年10月14日までサポートされる

※関連情報
「Windows 11」は10月5日提供開始 無償アップグレードも同日から

「Windows 11」10月5日登場、Androidアプリは当初非対応に

ハードウェア要件確認回避したWindows 11はアップデートが提供されない?

お問い合わせ