早速レビューが掲載されていたので読んでみた。
気になる部分をピックアップすると・・・・
Core i9-10900K搭載システムの消費電力のピークはRyzen 9 3900X搭載システムよりも100W程度高い。
Core i9-10900Kは10C/20Tでありながら、12C/24TのRyzen 9 3900Xよりも100Wも高いのである。
となれば当然ですが、最高クロック5.3GHzを謳ってはいるが、シングル動作にしても5.3GHzは一瞬しか使用出来ないとのこと。
要は5.3GHzに到達しても直ぐにサーマルスロットルリングに引っ掛かり、クロックダウンとなる。 この辺は今までのIntel製CPUと同様ですね。
ただ、それを前面に出すと売れなくなるので、Intelとしては最高クロック5.3GHzのみを強調して販売している。
CPUパワーリミットのPL2値はCore i9 10900Kが250W、i7 10700が224W、i5 10600Kが182W、i9 9900Kが210Wである。 しかもこの消費電力を56秒維持する事が推奨されている。
余程詳しい人でないとスペックシート通りのクロックは維持できない。
更に言ってしまえば、公称TDP65Wの「Core i7-10700」が224Wって・・・。
「K」シリーズでもないのに無茶しすぎ。
どんなCPUを使うのも個人の自由なので、最高クロック5.3GHzに踊らされて、普段の低クロックでの動作に気付かずにCore i9-10900Kを自己満足しながら使うのも良いだろう。
バッサリと言ってしまえば「Intel信者専用CPU」と言う事ですな。
私個人としては、Core i9-10900Kのスペックやベンチをみても全く面白みを感じない。 と言うか、またつまらないCPUを作ったもんだな、程度の認識です。
率直に申し上げて「Intelも落ちぶれたものだな」です。 まぁ、今まで胡坐をかいていたツケが回ってきたと言う所でしょうか。
Ryzenに勝てないと見るや、ハイエンドCPUの価格を半額にしてRyzen TRに合わせてきましたし。 それだけ殿様商売をしていたと言う事です。
私なら性能が良く、運用も楽で更にはコストパフォーマンスも良いAMD Ryzenを素直にお勧めします。
秋頃までには更なる性能向上を果たした新型のRyzenが登場する予定なので、性能差は開く一方ですね。
しかもCPUソケットをコロコロと変更するIntelと異なり、AMDは長期にわたり同じCPUソケットを利用できるのでコストパフォーマンス面でもメリット大です。
AMDの場合はローエンドの古いマザーボードでもメモリはDDR4-4133MHzまでサポートするし、PCIe3.0も当然対応している。 それに比べてIntelのメモリサポートは最新でもDDR4-2933MHzまで。
廉価版マザーボードのB550も今秋頃までには登場する予定なので、AMDはローエンドでも更なる速度の向上が見込めます。
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