Start11とはStardock社が販売しているWindows 11対応のスタートメニューカスタマイズツールである。
今ではWindows 11に対応したスタートメニューのカスタマイズソフトが色々と登場しているが、初期の頃は「Start11 Beta」しか無かった。
しかもBetaなのにお金を請求されると言うね、なんか怪しい感じはしていたのですが。
まぁ、700円だったのでダメ元で購入した訳です。
Beta版だから使いにくいのかな、と思っていましたが正式リリース後も使いにくさは健在・・・(涙)
しかも正式リリースされても日本語と英語が混在していてローカライズすらまともに出来ていない。
更にバージョンアップ(v1.1)が来たので、そちらも試すが相変わらず使い勝手が悪い。
そして相変わらずローカライズも出来ていない。
そうこうしているうちに色々と無料版のソフトでも同等以上の事が出来るようになり、しかも使いやすい。
それと常にStart11を開発した「Stardock社」と通信しているのか、他のマシンに入れようとするとそれまで使用していた端末からライセンスが勝手に削除され移行される。
この様な事情から念を入れて「Start11」を削除した。
現在は全てのWindows 11 Proにフリーウェアのスタートメニューカスタマイズツールをインストールしている。
たまたま一部の別のアプリがフリーズしたのでタスクマネージャーからプロセスを切ろうと確認してみた。
そうしたら何と削除したはずの「Start11」関連の「stardock」と「start11」プロセスがバックグラウンドで稼働しているのを見つけてしまった(呆)
削除したはずなのに・・・・
これには悪質過ぎて、もはやマルウェアと同様な動作である。
そこで何か情報を抜き取られても、追跡されても困るという事で完全なる削除を試みた。
Windows標準の機能ではStart11は削除されているようにみえるし、アンインストールに特化したツールでもStart11を見つける事は出来なかった。
そこでコールドバックアップを取ったうえで、レジストリエディタを起動。
「stardock」をキーワードとして、全レジストリを対象に掛けて見つかったもの(Start11も含まれる)を片っ端から削除してみた。
レジストリの全検索で分かった事だが、ユーザーのローカル情報を保存する場所や、Program Files(x86)にも「Start11」のフォルダが中身そのままに残っていた。
当然これらも全て削除。
そして再起動するとスタートメニューカスタマイズソフトを2個入れている状態になっていたようで、今までのタスクバーの設定が初期化された。
つまりはStart11をアンインストールしたにもかかわらず、実際は削除されずにステルスで動作していて他の同じようなツールと競合していた事となる。
「stardock」および「Start11」関連のレジストリの全削除に加え、残っていたファイル関連も全て削除したら再起動してもバックグラウンドで起動する事は無くなった。
一先ずは安心である。
この経験から、興味本位であってもStardock社の製品は使用しない方が良い。
Stardock社のソフト「Start8」「Start10」等を利用した事のある方、もしくは使用している方はStardock社以外の別のツールへの移行をお勧めする。
そして既に使用していないのであれば一度プロセスがバックグラウンドで起動していないかの確認をお勧めする。
見つかった場合は、同じように対応するか、完全なるクリーンインストールが望ましい。
それとスタートメニューのカスタマイズツールに関しては使いやすさに個人差があるので、自分に合うツールをご利用ください。
追伸:2022.10.04