今回で3回目の補強パーツ装着です。
まず最初にフロントの剛性アップと言うとエンジンルーム内に装着するストラットタワーバーを想像するかもしれない。
単純に剛性アップと言っても何でも良いと言う訳ではない。
確かにタワーバーを入れれば剛性が高くなるのは確実だが、車両と乗り手の求める補強が必須なのである。
何も考えずに補強を追加すると単に乗りにくい車両となってしまうからだ。
以前も書いたことだが、今のFIT3 RSを乗り潰すと決めたのでリアストラットタワーバーから補強を進めた。
ここの補強は必須だったからである。
リアストラットタワーバーを装着した事により、リアのピラーバーに関しては不要と判断した。
ハッキリ言って、リアのピラーバーを追加するくらいなら他の場所を補強した方が効果的だからである。
その意味もあり、2回目の補強はドアスタビライザーにした。
ドアスタビライザーもハッキリと補強の効果が体感出来、結果的にフロントのどの辺りが剛性不足なのかが確実に分かり、今回の補強に繋がった。
具体的にはフロント下部(ドライブシャフトブーツ付近)の剛性アップが必要とハッキリと感じた。
ドアスタビライザーが良い仕事をしてくれたよ。
お陰でエンジンルーム内に装着するストラットタワーバーでは望む効果が得られないばかりか、単なる無駄遣いに終わるところだった。
前置きが長くなったが、今回購入したのはOKUYAMAのフロントロアアームバーである。
数あるFIT3対応ロアアームバーの中でもCUSCOを始め、J's、TANABE等は適用対象外だった。
有名メーカーのサイトを探し回った結果、選択肢がOKUYAMAしかなかった。
コンパクトカーだし、ある意味仕方ない部分ではある。
場所が場所だけに取り付けはディーラーにて実施。
ただアンダーカバーが装着されているので、ロアアームバーの装着ではアンダーカバーの一部をカットする必要があった。
■装着後の写真
アンダーカバーでロアアームバーが殆ど見えない。
ただ結果的にロアアームバーを装着したのは正解だった。
と言うのも上述したように、フロント上部ではなくフロント下部の剛性不足を感じていたからである。
そして見事にフロント下部の剛性不足が解消され、更にはドアスタビライザーへの過剰な負荷は感じられなくなった。
とは言え、ドアスタビライザーの効果は実感しているのでそのまま生かす。
ここまでの3か所の補強で、自分の求める水準の剛性が確保できた。
車両全体の剛性バランスも完璧である。
運転しやすく、コーナーでの粘りもある、ターンインでの初動でもフロントが安定している。
しかもこれらが"法定速度以下の単なる街乗りでも感じられる"ところが良い仕上がりになったと言う証拠。
これ以上の補強は不要と判断、よってボディーの補強関係はここまでとする。
※関連情報
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