サブマシンのフロントパネルに付いているのはUSB2.0コネクタが2個のみ。
リアにはUSB3.1コネクタが満載だし、フロントパネル直結なのでUSB2.0でも特に困ってはいなかったんだけど、以前から考えていたフロントパネルのUSB3.0化について、物は試しと言う事でチャレンジしてみた。
言ってしまえば、単なる趣味です(ぉ 性能アップも見込めるので、いつかは試そうと思っていたものである。
まずはケースを分解して、フロントパネルを重点的に仕組みを理解。 SFFな特殊ケースなだけあって、USB3.0への換装は一筋縄ではいかなそうだ・・・。
USB2.0から3.0へ変更するためには、ケーブルはもちろん、コネクタも変更しなければならない。
そこで丁度いい素材になりそうなパーツを探してみた。
ネットで色々と検索しても、希望通りのものは見つからなかった。
フロントパネルの狭いスペース内でコネクタ2個を交換する予定なので、良さそうだと思っても上手く合わせられるかは不透明。 USB2.0と3.0ではコネクタの大きさも異なるし、パーツによっては形状も異なるので、やはり現物合わせしかない。
そこで閃いた! パーツ取り用として購入しておいたFractal Design製のケースをバラして、USB3.0ケーブルを外してみるとなかなかに丁度良さそうだ。
もちろん、コネクタの大きさ等は異なるし、取付位置も現物合わせなので、それなりの覚悟は必要。 作業を始めたら最後、後戻りはできず、やり切るまでは止まる事を許されない作業ですから。
頭の中で色々と考えてみるが、失敗しそうな要素を強いてあげるなら現物合わせでの位置調整くらいかな。
ある程度の目途が立ったので、早速サブマシンをバラして作業に取り掛かる。
■下準備 1.まずは素材となるUSB3.0コネクタをパーツ取り用ケースから取り出しておく。 2.コネクタをあてがってみると、特にコネクタの大きさに関する問題は無さそうだ。
■サブマシンでの作業 01.サブマシンのフロントパネルを外す。 02.ターゲットの基盤をフロントパネルから外す。 03.邪魔なUSB2.0コネクタの半田を溶かして、不要なコネクタ2個を取り払う。 04.基盤には他の機能も付随していたので、影響のない範囲で軽くヤスリ掛けして平らにする。 05.用意しておいたUSB3.0コネクタを仮止めしてみる。 06.高さ等の調整が必要だが、概ね何とかなりそうだ。 07.正確な位置決めと固定さえできれば特に動かなくなる要素は全くないので、ガンガンと作業を進める。 08.プラモ作りやX68000の修理等で得たノウハウを生かして、位置決めをする。 09.本当は半田付けで対応したかったが、作業中は常に微調整が必要であった為、今回は特殊接着剤にて固定した。 10.早く試したくて完全に固定される前に動かしてしまい、コネクタの1個が緩んでしまった(汗) 11.面倒なので、この際、絶縁テープで補強するか?と試してみたが、やはり都合が悪い。 12.気を取り直して、再度位置決めとコネクタを固定。 13.今度は焦らず、しっかりと放置して固定するのを待つ。 14.ガッチリと固定されたのを確認してから次の作業へ。 15.フロントパネルに基盤を装着。 16.動作確認もせず、そのままバラしたサブマシンを一気に組み上げる(ぉ 17.Windows 10が起動したのを確認して、換装したフロントUSB3.0の動作を確認する。 18.予想通り、特に問題なくUSB3.0として認識。 19.正常にUSBメモリに書き込めることを確認して作業終了。
正味、2時間程度の作業でした。
結局、特に追加パーツを購入することなく、手持ちのパーツで対応で来てしまったので、出費はゼロ。 DIYだし、工賃はプライスレス。
万事、上手くいって良かった。
ただ一点、マザーボードへのケーブル接続(取り回し)に無理がある。
対処を考えるか。