まず最初に5Gが不人気な理由は大まかに以下の通り。
・つながらない
・バッテリー消費が激しい
・なんちゃって5G多すぎ
現状では5Gのエリアは極端に狭いうえに、一部の4G周波数帯まで転用して5Gの推進をしている。
しかしここでかなりの問題がある。
まず冒頭で書いたエリアが狭い事と、居住地域によっては5Gと4Gの電波を端末が頻繁に切替を行う。
この事により、安定したネット接続が出来ず、加えて頻繁にアンテナを探すことになるからバッテリーの持ちも極端に悪くなる。
これを嫌って5Gを切って4Gとして利用しているユーザーも多い。
昨日も書いたが、5Gの通信環境が整ってもいないから、4G周波数帯の一部を転用してアンテナピクトだけ5Gと表示する"なんちゃって5G"も多い。
更に言えば各キャリアとしては5Gを拡大させたいのだろうが、5Gのコンテンツが圧倒的に少なすぎる。
本来は5G向けのコンテンツや5G用の通信設備強化が先なのに各キャリアが先走っている状態。
目的と手段が完全に逆になっている。
そしてこれはマイナンバーカード普及にも全く同じ事が言える。
政府はマイナンバーカード普及の為にポイントまで還元しているが、そもそもマイナンバーを利用してメリットを感じるサービスが圧倒的に少なすぎる。
こちらもまずはサービスを拡大して"これだけのメリットがありますよ"と言う状況にして国民が自ら取得したいようにしなければならない。
それをしないから不信感を持たれるし、マイナンバーカードは個人情報だから余計に浸透しにくい。
これから色々なものがマイナンバーカードに紐づけされるようだが、ハッキリ言って政府の作るシステムは信用できない。
政府の作るシステムは随意契約であったり、その契約者が下請けに丸投げしてマージンで利益を貪るから巨額の税金が投じられる。
随意契約した会社はシステム開発に携わっていないから、システムは不具合が多発。
コロナ接触アプリが打ち切られたが、これが良い例だろう。
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