ざっくり説明すると・・・
Intelの最新CPUとなる第12世代Coreプロセッサ「Alder Lake」を搭載したパソコンでは「デジタル著作権管理(DRM)」が正常に動作せず、自分で正式に購入したゲームが遊べないのである。
どうやら原因は「Alder Lake」の新アーキテクチャの設計と海賊版対策で用いられる「デジタル著作権管理(DRM)」の問題のようだ。
でもそうなると「Intelの検証不足なのでは?」と思える。
因みに消費電力の記載の仕方が「Alder Lake」から変更になっている。
・TDPはPL1の事だが、PBP(Processor Base Power)と呼ばれる。 ・PL2と呼ばれていたものが、MTP(Maximum Turbo Power)となる。
この辺りの認識をしっかり意識して利用しているユーザーがどの程度いるかは不明だが、今までもIntelはTDP(PL1)を正面からアピールして省電力を謳っていたが、実際はIntelとマザーボードメーカー各社が暗黙の了解のごとく購入した時点の設定でPL2を標準設定としていた。
参考までに「Alder Lake」のPL1とPL2の消費電力を記載しておこう。
・i9-12900K PL1(TDP/PBP):125W PL2:241W ・i7-12700K PL1(TDP/PBP):125W PL2:190W ・i5-12600K PL1(TDP/PBP):125W PL2:150W
そしてご多分に漏れず、今回新発売された「Z690マザー」もMTP(今までのPL2)が標準だったりする。
更にこの状態で「Core i9-12900K」を定格で負荷を掛けると当然のことながら、CPUだけで241Wを消費する。
i5-12600Kであれば消費電力的には使いやすそうだが、そもそも不具合で自分で購入したゲームが遊べないのだからそれ以前の話である。
詳細については下記記事をご覧ください。
※関連情報 Intelの第12世代Coreプロセッサ「Alder Lake」搭載PCで50以上のDRM採用ゲームがプレイ不可との報告
Core i9-12900Kの性能&消費電力に驚愕! Alder Lakeぶん回しにふさわしいZ690マザーと一緒に徹底検証