AMDは28日、Windows 11向けに提供が始まったプレビューパッチ「KB5041587」にて、Ryzen 9000シリーズ向けの最適化を実装したと発表した。
主にゲーム性能などにおいて、AMDが当初提示していた性能が発揮できるようになるものとみられる。
AMDによれば、今回Microsoftが公開したKB5041587にはこの最適化が含まれており、バージョン24H2以外のWindows 11ユーザーもその恩恵を受けられると説明している。
新たに投入されたRyzen 9000シリーズに関しては、一部のレビュワーからゲーム性能が公称値に達しないとの指摘が上がっていた。
これに対しAMDは、テスト時の環境では最新の分岐予測機能を生かしたコードの最適化が反映されていたからだと説明。
Today we have an update for the community following last week's gaming performance blog.
— AMD Ryzen (@AMDRyzen) August 27, 2024
Optimizations are now available for all Windows 11 users via an optional Windows update.
Details: https://t.co/CEMI1G2HSe https://t.co/fQAsmbYw8y
この機能は本来、AMDがMicrosoftに協力してWindows 11 24H2を開発しているものである。
それをWindows 11向けのRyzen 9000シリーズ用に先行リリースを開始したと言う事である。
ユーザー数は少ないと思うが、WindowsとLinuxのデュアルデートが出来ない問題は解決していないので注意されたし。
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