Googleから一切の金銭を受け取らない、真のオープンウェブブラウザ「Ladybird」が誕生しつつある。
Announcing the Ladybird Browser Initiative
https://ladybird.org/announcement.html
The Ladybird Browser Initiativeが開発しているのは「Ladybird」と呼ばれるウェブブラウザで、2026年中に完全に機能するアルファ版のリリースを予定している。
他方で、現在の状況はと言うと以下のようになる。
Mozillaの「Firefox」とAppleの「Safari」は独自エンジンを使用しているが、検索エンジンにGoogleをデフォルトとする事で資金を提供してもらっている。
とは言え、Chromiumではないと言う事だけでも存在意義は高い。
EdgeもChromiumベースだが、Google Chromeを利用するよりは遥かにマシなので、サブブラウザとしてEdgeを利用している。
Google Chromeは勿論、Brave、Arc、Opera、VivaldiまでもがChromiumベースだった事には驚いた。
何故「Edge」でさえ、我が家ではサブ扱いなのか。
Chromiumベースなので、一連のプライバシー設定にもかかわらず、データのGoogleサーバーへの共有について懸念があるから。
上記に挙げたChromiumベースブラウザは全て該当します。
何度も書いているが、我が家でメイン(普段使い)で利用するブラウザは「Firefox」である。
それは今後も変わらない。
まだ先の話ではあるが「Ladybird」のアナウンスは楽しみではある。
とは言え、実際に利用するかは正式リリースされてからの話である。
「本当に良いもの」が普及するとは限らないからである。
それは歴史が教えてくれている。
「Safari」に関してはApple製品にインストールされるからシェアとしては安定している。
但し「Firefox」に関しては非営利団体のMozillaが運営しているので、各種製品へのプリインストールは出来ていない。
詳しいユーザーが利用するのみであり、シェアは微々たるもので、これが現実である。
ただこれだけ「Chromiumベース」のブラウザばかりだと、EUが規制しそうなものだが、そこに至っていないのが不思議である。
Chromiumベースと言うだけであって、各ブラウザにオリジナル要素が含まれているからだろうか。
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