2024年5月に実施されたHP「ProBook」シリーズのBIOSアップデート以降、一部のユーザーからマシンが起動不可能になったことが報告されている。
いわゆる「文鎮化」と言われるものである。
自動アップデートで「文鎮化」されたら、たまったものではない。
HP Probook BIOS Upgrade 1.17 failed - HP Support Community - 9081096
https://h30434.www3.hp.com/t5/Notebook-Operating-System-and-Recovery/HP-Probook-BIOS-Upgrade-1-17-failed/td-p/9081096/highlight/true
HP ProBook 455 G7を使用しているというあるユーザーは「2024年5月のBIOSアップデート以降、マシンがまったく起動しなくなりました」と報告している。
このユーザーはHPのカスタマーサポートに連絡を取ったとのことですが、「複数の指示を受け、その通りに実行してみましたが起動することはありませんでした。最終的に提案された解決策は『マザーボードの交換』でしたが、保証期間外であるため、交換費用は非常に高額になります」と述べている。
同様にDioxazというユーザーは「数日前、職場の2人のProBookユーザーが『BIOSのアップデート不良が原因でPCが故障した』と報告しました」との事。
更にHPはこの問題について認識しているものの、ドイツのHPサポートウェブサイトでは依然として欠陥を抱えたパッチを提供している模様。
大手メーカーがこの体たらくでどうする。
故障が確認された場合、ただちにHPのカスタマーサポートに連絡する事をお勧めする。
とは言え、誰でも簡単にカスタマーサポートに連絡は出来ても「PCに詳しいユーザー」でないと「詳しい者に聞いてみる」と言ってそれっきりと言う事が多いのが現実。
パソコンの件ではなかったが、別件で今まで使えていたスマホアプリが起動しなくなったのでカスタマーサポートに連絡した事がある。
そこで最初は要領を得た回答が貰えなかったが、「システムエンジニアです」と伝えたところ、2つの提案が来た。
うち1つは既に実行済み。
もう一つの案は「直ぐに実行できるので少しお時間貰っても宜しいですか?」と許可を得て5分程度で対応をリアルタイムで伝えながら対応する。
すると見事にアプリが起動した。
因みにAndroidの「暫く使わないアプリから権限を剥奪する」と言う設定があるのだが、該当アプリは当然無効化してある。
結果を書くと我が家のWi-Fiルーターのセキュリティーが高すぎたため。
担当によると、上記の様にいつも「詳しい者に聞いてみる」と言ってそれっきりになるので、回復までのやり取りを途中で簡単な説明を交えつつ、リアルタイムで対応した事により、「すごく参考になりました!」と感謝されてしまった。
乗り掛かった舟なので、今後のアドバイスもしておいた。
※関連情報
HPのPCで自動BIOSアップデート実行後に起動不可能・修理も不能という致命的不具合が発生していることが報告される