比較的キレイなキーボードだったので何とかしたいとは思っていた。
しかも好みの「Made in Malaysia」モデルである。
今まではキートップを外した所までで詰んでしまい、それ以上どうする事も出来なかった。
理由は裏面の3本のネジ以外に、おびただしい数のツメでロックされているからである。
お陰で分解洗浄出来ずに廃棄されていった「FKB8724」の数々・・・。
この度、その先への道筋を示す分解へのポイントが分かった。
そこでダメ元で今まで出来なかった頂を目指してひたすら分解を始める。
喫煙もしないしペットも飼っていないのだが、キートップとスライダーを外したところで物凄い汚れに遭遇する。
思わず躊躇するレベルである。
流石に汚すぎて写真掲載は控える(苦笑)
ここからが本題。
いよいよ大量のツメの取り外しに取り掛かる。
取っ掛かりは上々だったが、途中でちょっとしたコツのようなものが必要な事が分かった。
その部分に関しては、仕事で「電源の入ったノートPCにコーヒーをこぼされて分解洗浄」したりとか、色々と分解してきたノウハウが生きた。
分解中に嫌らしいポイントにもツメが隠されていることが発覚、そこも無事にクリア。
そして遂に完全分解に成功する!
長かった・・・・・・。
ここまでの分解に至るまで何年の月日を数えた事か。
もう分解しただけで、机の上の汚れが大変な事になる。
とてもではないが見せられない・・・。
しかし、ここまでくれば先は見えた。
待ち望んだ洗浄の時間だ!(笑)
早速外したキートップとスライダー達を洗濯用ネットに入れて中性洗剤を用いて"わしゃわしゃ"と洗う。
キートップ達はこれだけで簡単にキレイになる。
キーボードの本体表面も併せて中性洗剤で洗う。
ついでにメンブレンも優しく洗ってやる。
そしてキーボードの本体表面側とメンブレンを洗濯用のハンガーにぶら下げて天日干し。
キートップ達も無くならないようにケースに入れて同じく天日干し。
なかなかシュールな光景である。
因みにキーボード本体の裏側とパターンの施されたフィルムは洗う必要が無かったので簡単にアルコールで拭いて終わり。
ただメンブレンは見た感じだと微妙な感じだな。
ヤレてきている感じが漂っている。
まずは完全に乾いてからのお楽しみ。
組み上げたのち、無事に動けば必要以上に予備に関して拘る必要が無くなる。
仮に動作が戻らなかったとしても、今回の分解した経験は後で必ず役に立つ。
少しタイミングが遅かったよ、安物だけど別のキーボードを購入してしまったではないか。
・・・まぁ、良い。
今回の分解洗浄でも調子が戻らなかったら必要になってくるものだし。
可能な限り稼働する「FKB8724」は残しておきたいしね。
丸一日天日干しをしたら、いよいよ組み立てだ。
まずは組み立ててみる。
その際、今まで気にはならなかった「Made in Malaysia」と「Made in China」との刻印の微妙な違いを発見した。
それと並べてみると分かるが、MalaysiaモデルよりもChinaモデルの方が色白い。
どちらも些細な差ではあるが。
組み上げてみると、そこには洗浄して奇麗になったキーボードがあった。
早速接続して動作確認をする。
おや? 直近の半年間、新品の「Chinaモデル」を使用していたせいか、キータッチが軽すぎないか?(汗)
やはりメンブレンがヘタって来ているのか、判断が難しい。
取り合えず動作に問題は無さそうなので、暫く使用してみる必要はありそうだ。
キータッチの軽さは慣れるかな?
一先ず直近まで使用していた新品開封して半年ほど使い込んだ「FKB8724(Made in China)」は丁寧に梱包して再び眠りについてもらおう。
本当はこちらも洗浄してからにしたかったが、洗浄はまたの機会としよう。
気持ち程度にエアダスターで軽く汚れを飛ばし、キーボードは梱包材でくるんだのち保管された。
洗浄したキーボードも様子を見て動作に問題が無かった場合でも「FKB8724」には全て眠りについてもらい、当面は「SK-5400」を使ってみるというのも一つの考え方だ。
そうすれば「FKB8724」の予備が3台確保できる事になる。
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