「スマホお返し」とは、毎月の支払いが通常の分割払いより安くなり、所定の時期に返却すれば「それ以降の支払いがタダ」となる。
良い事だらけに見える、大手4社が強く推進する携帯会社の機種購入プランである。
・ドコモ「いつでもカエドキプログラム」
・au「スマホトクするプログラム」
・ソフトバンク「新トクするサポート」
・楽天モバイル「iPhoneアップグレードプログラム」
これらが該当する。
これには裏にカラクリがある。
カラクリと言っても、自動車の販売で使われてきた“残価設定型”の分割払いと基本の仕組みは同じという事である。
まず日本で圧倒的シェアを誇るiPhoneだが、ハイスペック化に加えて円安も進み高額商品になった。
iPhoneユーザーからすれば、良いプログラムの様に映るかもしれない。
■キャリア側から見たメリット
・2年後に、スマホ本体が返却される可能性が高め
・返却された際、大きな破損があれば2万2千円の手数料
・返却されなかったら最長4年の分割払いが続く
その総額はスマホのメーカー価格より高い
■ユーザーから見たメリット
・必ず2年間隔で乗り換えて常に新機種を使いたい人にはマッチする
とまぁ、こんな感じである。
以降は余談となるが、私は何を買うにしても一括払いのみで残価設定やリボ払い、ローン/借金はしない主義である。
例を挙げるなら、新築一戸建て土地付き(53坪)を一括で支払った経緯もある。
当然、数千万円である。
更に外構工事などで400万ほど掛けているが、こちらも即金である。
リボ払いなんて言ってるけど単なるローンですからね。
誤解の無いように書いておきますが、決して裕福層では無いですよ。
地道に貯蓄して資金が貯まってから購入しているだけです。
そもそも大手キャリアから脱退したし、上記プログラムは関係ない。
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