2022年7月4日からプローブ情報活用サービスが一気に拡大、殆どのカーナビが進化した。
従来はVICSセンターはJARTIC(日本道路交通情報センター)を経由して得られた情報をFM多重放送を通じて各種カーナビへ配信していた。
これに各種自動車メーカーやカーナビメーカーが保持する「プローブ情報」を掛け合わせる事で情報量が約2倍に。
この取り組みはトヨタ、ホンダ、日産とカーナビメーカーのパイオニアの4社が協力している。
これはある意味、凄い事である。
今まで「プローブ情報」は各社が競争していたものを強調させて情報を束ねて感知器(VICS)を補完する。
記事によると2020年4月から実証実験を行ってきたが、2022年7月4日をもって全国展開へと繋がったのである。
今までは自分もプローブ情報はアップロードしていたが、ダウンロードは出来なかった。
これと時を同じくしてカロッツェリア(パイオニア)のナビマップ更新アプリがアップデートされ、プローブ情報のダウンロードが可能になった。
自分が装着しているカーナビはカロッツェリアなので、早速ダウンロードして適用してみた。
いつもなら地点情報や一部マップの更新のみなのでカーナビの再起動は無いのだが、今回は上記内容からシステムアップデートも入っていたようで途中でシステム更新の為の再起動が入った。
そして直ぐに更新が終わったのでカーナビ画面を見てみたら、車自体は動かしていないのに比喩でも何でもなく渋滞情報が劇的に増加して表示されていた。
最早、感動ものである。
実に良い取り組みだね。
何と言ってもカーナビを買い替えなくても実現出来るところが良い。
自分が装着しているカーナビは「VICS-WIDE対応」機種だが、通信ユニットが高価で機能も限定的なため、機能としては「VICS」のみで利用している。
それでも今回のプローブ情報共有により、格段に機能アップした。
但し、注意が必要な点もある。
それは機能から考えれば当然の事だが、定期的な地図データ(フルマップ)更新が必要な事である。
以前も書いたが、現在も年に2回のフルマップデータ更新と不定期(と言っても、ほぼ毎月)な地点登録と一部マップ更新が出来る契約を結んでいる。
地図データの更新があれば適宜更新しているし、遠出の際には改めてプローブ情報を取得しておけば現状では必要十分である。
詳細については下記記事をご覧ください。