相当無理をしているせいか、通常なら3年間の保証期間があるはずなのにi9-9900KSは僅か1年の保証である。
それとビジネス向け機能のIntel vPro、Intel SIPPはサポートしない。
しかも選別品で価格も高い割に爆熱だし、実はi9-9900Kを選択した方が賢い。
IntelのTDPはもともと疑惑があるが、発表では95Wから127Wへと増大している。
記事を読むと分かるが、負荷を掛けると最大で231Wを記録し、その後も200W台をキープする模様。
正直に書くとi9-9900Kのユーザーは買い替える必要は全くない。
と言うのもi9-9900KSに負荷を掛けると最初の30秒ほどは5GHz動作するが徐々にクロックは下がっていき、3分辺りから4.7GHzに収束する。
要は5GHzからクロックが落ち始める際にサーマルスロットリングフラグが立ちっぱなしになって周波数はi9-9900Kと同じになってしまうからである。
それと4.7GHzと言ってもブーストクロックであり、9900KSと言えどベースクロックは4GHzなのでご注意を。
しかも保証は1/3なのに、価格はi9-9900Kよりも1万円ほど高いのである。
そんな代物を出さなければならないIntelには同情したいところだが、今までを振り返るとロクな進化もさせず、ずっと殿様商売で儲けてきたのだから同情の余地はない。
Intelには今の状況を少しでも長く味わってもらいたいとすら思ってしまう。
単なる自己満足を得るだけの為に支払う代償が大きすぎると思う。
それでも買いたい人は個人の自由なので自由にすれば良い。
自分はRyzen環境に移行したので、別に妬ましいとか羨ましいとは全く思わない。
そんな苦し紛れの限定品に興味はないし、そもそもIntel製品は極力避けたいのが本音。
マルチスレッドでは完全にRyzenにボロ負けしているIntelだが、ゲームとなるとフレームレートは高くなる。
但し、最低フレームレートの安定性はRyzenの方が上。
CPUの動作クロックばかりに目が行きがちだが、i9-9900KSですらメモリクロックはDDR4-2666止まり。
RyzenならメモリクロックはDDR4-4400までサポートする。
i9-9900KSを買うくらいなら、i9-9900KやRyzen 7 3800Xをお勧めする。
詳細は下記記事を参照願います。
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