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AMD、最大64コアになった第2世代EPYCをリリース

AMDは「Rome」の名で開発されてきたデーセンター向けCPU、第2世代EPYCをリリースした。 発表ではIntelが4月に発表した「Cascade Lake(最大56コア)」のおよそ2倍の性能とTCOは25~50%改善できるとしている。 調べてみると今回発表された第2世代EPYCの最上位モデル7742(64C128T)は6,950ドルであり、それよりも約6,000ドルも高いIntel Xeon 8280M(Cascade Lake)の28C56Tに勝るという。 クロック周波数はIntelよりも低いのに性能は上。 因みにEPYC7742のTDPは225Wだが、Intel最上位のXeon Platinum 9282(56C112T)は400Wと爆熱である。 もしかしてXeon Platinum 9282は発売されていないのかな? 価格が出てこない。 まさかのペーパーローンチのみとか言うヤツ? 次期Xeon(Cooper Lake)の発表もあったことですし、Cascade Lakeの上位(8280M以上)はスペックだけ発表しておいて「こんなに凄いんだよ」アピールのみして実際にはリリースされないという・・・・。 因みにリストに価格が掲載されていた最上位のXeon Platinum Processor 8280M(28C56T)の価格は13,012ドルであり、EPYC最上位の7742(64C128T)の価格6,950ドルの約2倍である。 つまりは価格破壊と言っていいコストパフォーマンスと性能面でバッチリですね。 AMDの発表の僅か2日前にIntelから発表された「Cooper Lake(こちらも最大56コア)」との比較は流石にまだない。 少なくともIntelは価格を大幅に下げなくてはならないのではないだろうか。 自作市場だけでなく、サーバー市場でもAMDの躍進を期待したい。 ※関連情報 AMDのサーバー向けプロセッサ「EPYC Rome」発売を「歴史的なこと」と専門家が絶賛 AMD、第2世代「EPYC」プロセッサーをリリース--新たなデータセンターの標準へ AMDが最高性能のx86 CPUと謳う「AMD EPYC 7002」シリーズ AMDがサーバー向けCPU市場に帰ってきた――、内部アーキテクチャを更新した「第2世代EPYC」の特徴を解説 第2世代EPYCは性能/消費電力比が大幅に改善 AMD CPUロードマップ Kingston、第2世代EPYC対応のDDR4-3200 Registered DIMM AMD、最大64コアになった第2世代EPYCを投入

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