Googleもやっていましたか。
新製品の発売前に、テクノロジー系のインフルエンサーやメディアに一足先にPixel製品を紹介する招待制のプログラム「Team Pixel」を展開。
Google threatened tech influencers unless they ‘preferred’ the Pixel - The Verge
https://www.theverge.com/2024/8/16/24221755/google-team-pixel-reviews-influencers
そこまでなら、まだ良かった。
ついに一線を越え、サクラレビューを義務化する規約へと変更したのだ。
Team Pixelの契約には、「競合他社のモバイルデバイスの代わりにGoogle Pixelデバイスを取り上げることが期待されています」「Pixelよりも他のブランドが好まれていることが判明した場合、ブランドと作成者との関係を断つ必要があります」と明記したのである。
良心を持ったインフルエンサーが居たのが幸い。
今回の件が表沙汰になり、Googleには厳しい目が向けられるだろう。
テクノロジー系YouTubeチャンネルKevin The Tech Ninjaのケビン・ネザー氏も、この規約がきっかけでTeam Pixelを脱退したと語っている。
ネザー氏は「テクノロジーのレビューを生業としている者として、私は多くのブランドと仕事をしています。ひとつの製品だけを使うように追い詰められるのは、私には向いていませんし、参加したいこともありません」と語った。
実に誇りを持って仕事に取り組んでいるかが伝わってくる。
今回の独占条件は異例のものであり、「通常、ブランドがクリエイターやブランドアンバサダーに独占権を要求する場合、報酬を支払い、明確な開示ルールを設け、期限を設定するものです」とThe Vergeは指摘している。
これを読んで思い出したのは国税庁がインフルエンサーの女性9人に計3億円の申告漏れを指摘し、追徴課税約800万円を支払ったこと。
今回はそこまでは行っていないようなので、Googleおよび新契約に同意した「Team Pixel」メンバーが叩かれるだけ。
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