無料のセキュリティソフト「Avast Antivirus」で知られるAvastが、ユーザーのウェブサイト閲覧データを販売したとして、アメリカの連邦取引委員会(FTC)から1650万ドル(約25億円)の支払いを命じられた。
これは以前のエントリで書いた件についての判決です。
FTCは2024年2月22日に、「Avastとその子会社が、トラッキングから消費者を保護すると約束しておきながらデータを第三者に販売したとの告発を解決するため、両社に対して1650万ドルの支払いと、広告目的での閲覧データ販売やライセンス供与を禁止することを義務づけます」と発表した。
この罰金と今後の対策に関して、Avastが消費者への補償金として1650万ドルを支払うことで合意している。
Avastは現在、Gen Digitalに吸収合併されている。
Gen DigitalはAvastの他にノートン、AVG、Aviraなど著名なアンチウイルスソフトとCCleanerを所有している。
Gen Digitalの提供するアンチウイルスソフトである「Gen」は、果たして安心して利用できるのだろうか。
一抹の不安が残る。
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