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【検証】F/WのアップデートでRyzen 9 5900Xの最大ブースト値が5.1GHzに!

先日メインマシンに適用した最新BIOSAMD AGESA ComboAM4PIv2 1.2.0.0」の検証です。

 

それも自動クロック/電圧調整技術「Precision Boost Overdrive 2」についてである。

 

理由はBIOSのダウンロードページを見ても、BIOSを解凍した際に同梱されているテキスト(英語)を読んでもPBO2に関しては明記されていなかったからである。

 

現状「PBO2」の対象となるCPUは「Ryzen 5000シリーズ」のみです。

 

まず前提としてCPU Limitは効かせたままで、空冷環境です。

 

現在使用しているCPUがRyzen 9 5900X(12C/24T)なので、BIOSを1.2.0.0へ更新後にモニタリングソフトとストレステストを使用して簡単に検証してみた。

 

するとF/Wを更新しただけで、最大ブースト値が200MHzほど上昇、5GHzを突破しました。

 

既定のブースト値の最大値は4.8GHzなのだが、モニタリングしてみると物理コアのブースト値が上書きされて、複数コアで5GHz越えを確認した。

 

再測定してみても、物理コア全12コアの最大値が平均4.9GHzでやはり幾つかのコアが5,025.3GHzとなった。

 

いずれも規定値であるブースト上限値(4.8GHz)越えである。

 

そこでさらに細かく再調整してみた。

 

CPUのストレステストを走らせると、物理コアの全12コアが4.5GHz動作で安定し、幾つかが最大値5.1GHzを記録、残りのコアは全て最大値が4.9GHzとなった。

 

なんとブースト上限値4.8GHzから5.1GHzへと300MHzのアップである。

 

しかも負荷をかけると全12コアが4.5GHz動作と言うのが嬉しい。

 

テスト中のCPU温度は61℃でした。

 

このくらいの調整で良いかな。

 

普段はゲームを全くしないし、負荷の低い作業しかしないので、このスペックをフルに活用することは少ないと思います(苦笑)

 

因みにRyzen Masterは一切使用していません。

※関連情報 「AMD AGESA ComboAM4PIv2 1.2.0.0 w/ S.A.M」が正式リリース!

 

Ryzen 5000の性能はまだ上がる。新BIOSでシングル性能もさらに向上!

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