KALMIA-WORKS

Renewed in August 24,2017.

LINEヤフーに行政指導、情報漏えい問題で


LINEヤフーの出沢剛社長(右)を前に行政指導の文書を読み上げる総務省の担当者
(5日午前、総務省

通信アプリLINE(ライン)の利用者情報などが大量流出した問題で、総務省は5日、LINEヤフーを行政指導した。

同社をめぐっては近年、情報管理の甘さに起因する問題が相次いでいる。
スマートフォン決済のPayPayなどソフトバンクグループ内の企業と連携し収益拡大を目指すが、情報管理の甘さを残したまま情報連携が進めば、グループ全体の信用問題にもつながりかねない。

そもそもLINEとヤフーが統合する前のヤフージャパン時代にも個人情報756万人分を韓国企業(NAVER)に提供して行政処分を受けている。

それでも同じ企業(韓国NAVER社)に約52万件の情報漏えいを許しているのだから、ソフトバンクグループに情報漏えいに対する危機感はないのだろう。

ソフトバンクグループ内の企業と連携し、楽天経済圏を奪う戦略もあるようだが、相次ぐNAVERとの情報漏えいで足元が揺らいでいる。

個人的には、LINEの情報漏えいについては以前から報道されていたので、LINEとヤフーアカウントの連携は行っていない。

LINEヤフーは改善していくと明言はしたが、数年単位の計画であり改善は遅々として進まないだろう。

ヤフー時代から危機管理対策が行われていないのだから、松本総務大臣は直ぐにでも「より強い措置」を取るべきだろう。

何にしても、どちらも対応が遅すぎる。

追記:なんだ総務省も分かっていたのか、少し安心した。(2024.03.15)
LINEヤフー、総務省も呆れ果てた「変わらぬ体質」

※関連情報
LINEヤフーに行政指導 約52万件の情報漏えいで 「改善が見られなければ、より強い措置も」と松本総務大臣

行政指導受けたLINEヤフー 情報管理の甘さ、改善せず

LINE個人情報44万件流出か…

ヤフーに行政指導、756万ID分の個人情報を韓国企業に提供

お問い合わせ