今回の致命的な脆弱性は"Spectre-BHB(BHI)"と呼ばれている。
詳細については下記記事をご覧頂きたいが、基本的には前回問題になった"Spectre-v2"の拡張版亜種と説明されている。
そして今回の対象はIntelとARMの下記CPUに限られ、AMDのCPUは影響を受けない。
更にIntel、ARM共に緩和策しか対応方法が無いと言うから、設計に問題がありそうですね。
数値的な話をすると、Intel CPUはSpectre V2のBHIバリアントの影響により、パフォーマンスが35%低下する模様。
■Intelで影響を受けるCPU ・Atom CPUファミリーを除いたほとんどすべてのプロセッサ
■ARMで影響を受けるCPU ・Cortex-A15 ・Cortex-A57 ・Cortex-A72 ・Cortex-A73 ・Cortex-A75 ・Cortex-A76 ・Cortex-A76AE ・Cortex-A77 ・Cortex-A78 ・Cortex-A78AE ・Cortex-A78C ・Cortex-X1 ・Cortex-X2 ・Cortex-A710 ・Neoverse N1 ・Neoverse N2 ・Neoverse V1
■Intelの最新プロセッサでパスワードを漏洩させる概念実証動画 (VUSec)
詳しくは下記記事をご覧ください。
※関連情報 インテルとARMのCPUに脆弱性「Spectre-v2」の悪夢再び、新たな攻撃手法
Spectre V2 vulnerability strikes again in Intel Alder Lake & Arm CPUs, AMD chips unharmed