それが発覚するまでの経緯は以下の通り。
小説版ダンまち15巻を購入したは良いが、遅々として読み進める事が出来ない。
理由は簡単でいつものダンジョン攻略ではなく、今更ながらに「各登場人物たちが出会う前はどうしていたのか」に主題がおかれた一冊のようなので正直言って面白くないのである。
「主人公がどうやってオラリオにやってきたのか」とか「ヘスティアがどうやって地上に降りてきたのか」など、各巻に少しずつ散りばめられていたのならともかくイキナリそんなバックボーン(過去の話)ばかり集めた小説を出版されても面白くもなんともないのである。
正直、どうでもいい。
ダンジョン攻略等の本編があって合間に少しの幕間なら納得できるが、全く逆なのである。
気分は一冊丸ごと幕間なので勘弁願いたい。
なので数ページ読んでは暫く放置、という状況が続いている。
このまま15巻を読むのは止めようかな・・・。
読むのを完全に諦める前に本当に最後まで続くのかざっくりとページをめくって確認だけしてみた。
パラパラとページをめくっていて気付いたのだが、15巻に関しては各登場人物達のバックボーンの間に「間章(通常は幕間に相当する)」として少しずつ(数ページ程度)本来書かれるべき本編(現況での出来事)が書かれていた。
なので発想を転換して15巻の主題であるバックボーン達はすっ飛ばして「間章」だけを読むことにした。
ボリュームとしては1冊の中に僅かしかないが「間章」を追うだけで過去の話ではなく現在の話だけを追えるのでストーリーとしては成り立つ。
勿体ない読み方であるとは思いつつ、今回ばかりは大部分を切り捨てた。
最後にエピローグを読んで15巻は終わり。
そして、あとがきを読んで愕然とした。
あとがきを読んでみたら15巻は「2015年本編アニメBlu-ray特典短編小説に加筆修正を加えたものです」とあった。
ネットで調べてみたらBlu-ray各巻に書下ろし短編小説が特典として付属していた。
どうやらこれらを纏めたようです。
特典である古い短編集を集めた本だから、こんな仕上がりになるわけだ。
本編のナンバリングタイトルにそんなの含めるなよ・・・。
ナンバリングタイトルなんだから真面目に本編を書けよ。
作者としては15巻も自信作のようですが、そんなの求めてねーよ!
そのまま短編集として出してくれれば期待せずに、しかも買わなくて済んだのに。
と言うか、上記のように過去に発売したBlu-rayの特典短編小説を1冊にまとめてナンバリングタイトルで出版する必要なんてあるのか?
そんなの聞いたこともないし、Blu-rayを買った人からすれば15巻なんて全くの無駄じゃないですか。
ハッキリ言ってナンバリングタイトルに騙された感じです。
もう15巻は欠番で良いと思います。
間違っても増刷とかしないようにお願いします。
ってか、回収しましょうよ(ぉ
次巻は元に戻りますように・・・。
フラストレーションが溜まり過ぎなので、特に面白かった12巻から14巻までを再読するかな。
その方が心理的にも良さそうなので。