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「Ryzen 9000シリーズ」初期ロットに問題で発売延期


Ryzen 9000シリーズ発表時のスライド

AMDが次世代デスクトップCPU「Ryzen 9000シリーズ」の発売を延期することを明らかにした。
当初7月31日に予定されていた発売日が、8月上旬から中旬に変更される。

原因は、初期生産ユニットが同社の品質基準を満たしていないことが判明した事。

AMDでは慎重を期し、すべてのRyzenユーザーに最高品質の体験を提供するため、初期生産ユニットを新しいユニットと交換する作業をしている。
この措置により、小売での入手可能時期が短期間延期されることになった。

新しい発売スケジュールでは、Ryzen 7 9700XとRyzen 5 9600Xが8月8日に、Ryzen 9 9950XとRyzen 9 9900Xが8月15日に発売される。

個人的にはRyzen 9000シリーズに関して多少面白みがあると感じたが、CPUに関しては現在使用中のRyzen 9 5900Xで十分。

それよりも現在使用しているRadeon RX 6800XT以上のGPUの方が欲しい。
希望としては少なくともRadeon RX 8000シリーズ以降になります。

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AMD「Ryzen 9000シリーズ」発売延期 初期ロットに問題

AMDが「Ryzen 9000シリーズ」の発売を1~2週間程度延期 初期生産分の品質に問題

Google ChromeのサードパーティーCookie廃止「取りやめ」


Silas Stein/picture alliance via Getty Images

Googleは長く望まれていたChromeの悪名高きサードパーティーCookieの廃止を突如取りやめた。

Chromeは常にユーザーを監視しているとアップルが警告した数日後というこれ以上なくタイミングの悪い発表だった。

Google曰く「サードパーティーCookieを軽視するのではなく、ユーザーがウェブブラウジングをする中で情報に基づく選択を可能にする新たな体験をChromeに導入します」との事。

それらしく言っているが、Cookieの追跡、グーグルの半匿名のTopics APIおよび同社の準プライベートなブラウジングによるユーザーの行動監視と広告ターゲティング背の為だろう。

皮肉なことに、このグーグルによる衝撃のニュースが発表される数時間前、電子フロンティア財団は「プライバシーサンドボックスは、Chromeが延び延びになっているサードパーティーCookieの廃止を完了した後でさえも、広告主がユーザーのオンラインでの行動に基づいてターゲット広告を行なうことができるグーグルのやり方だ」と警告していた。

それが最悪の方法で残された訳だ。
世界はGoogle Chromeを含め、Chromiumベースのブラウザで溢れかえっている。
つまりそれだけのシェアを持つGoogleの決定は残念である。

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グーグル、ChromeのサードパーティーCookie廃止を「取りやめ」

NVIDIA、TSMCに専用製造ライン要請するも拒否される


Image:Jensen Huang/Shutterstock

台湾の半導体受託製造メーカーTSMCが、NVIDIAのCEOであるジェンスン・ファン氏からNVIDIA製品専用のパッケージング製造ラインの設立を要請されたが、断ったと報じられている。

全世界が生成AIブームに沸き、AIチップの中心にあるNVIDIAの供給能力が制限されるとすれば、今後は大きな影響が予想される。

台湾メディア聯合報によると、NVIDIAのファンCEOはTSMCに自社専用のCoWoS(先進パッケージング技術)製造ラインの構築を要請したものの、丁重に拒否されたとの事。

TSMCは2023年のパッケージング市場のうち28%を占めており、シェアをさらに拡大する計画。
とは言え、特にCoWoS(先進パッケージング技術)の需要は逼迫しており、2026年まで緩和の兆しはないと見られている。

MicrosoftAmazonなどハイテク大手もNVIDIAへの依存から脱却すべく、独自AIチップを開発・投入しているが、それらは最終的にはTSMCが手がけることになる。

TSMCのキャパが需要に対して完全にオーバー(と言うか、TSMCに集中しすぎ)しているので、AIブームが今後どの様になるのか注視したい。

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TSMC、NVIDIA CEOからの専用パッケージング製造ライン要請を断ったとの報道

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