「コメの値段が下がらない」本当の理由が明らかに


By 内閣府

知ってのとおり、トランプ政権は日本にコメ市場の開放を迫っている。

トランプ大統領には色々と間違った認識もあるが、トランプ関税により「コメの値段が下がらない」本当の理由が明らかになった。

キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹曰く、「米価は下がるだけでなく日本の農業が復活するきっかけになる。関税撤廃について農家の反発が大きいという報道があるが、主業農家は恐れていない。恐れているのは農水省とJA農協だ」という。

主業農家はコメ関税撤廃を恐れていないのである。

10年ほど前、TPP交渉への参加反対にJA農協が1200万の署名を集めていた。

その時に、ある農家が「我々のコメはどこにも負けない。さっき農協の組合長はTPP反対と言ったが、我々はコメの関税なんか要らないので撤廃してもらいたい」と発言。
その発言の直後に場内から一斉に拍手が起こった。

そもそも規模の大きな主業農家は輸入米との競争を恐れていない。

コメ貿易の自由化を恐れているのは、コメの価格低下で零細な兼業農家が組合員でなくなり預金が減少するJA農協とそれにすがる農水省・農林族議員である。

良い例としては政府は備蓄米をJA農協を経由する形で渡している。

更に、主業農家は備蓄米放出にあたり、県単位で利権が絡むJA農協への提供を拒否し、罰則を受けてでも別の場所に提供している。

日本政府はこの手の利権絡みばかりで本当に困ります。

だからガソリンの「暫定税率撤廃」にも消極的なのである。

外部からの圧力が無いと変わらないと言うのは、日本の政府もメディアも同様である。

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