アメリカ車は日本の消費者が欲しがるような車を作っていない



きっかけとなったのは、日本のX(旧Twitter)ユーザーが投稿した、アメリカの人気リアリティ番組「American Chopper」の口論シーンであるネットミーム画像に創作したセリフを加えた4コマ画像。

左側の男性(アメリカ側)が「アメ車を買えよ!」「関税が高い!」「非関税障壁も!」「いいから買えよ!!」と強い口調で要求するのに対し、右側の男性(日本側)は「いらん!デカい!」「関係ねぇ!デカい!」「違う!デカいんだよ!」「だからデカすぎるんだよ!!」と、ひたすら車のサイズが問題であると反論し続ける、という内容。

この投稿を見たアメリカ人Xユーザー・Jeffrey J. Hall氏が、セリフ部分を英語に翻訳して紹介。

Hall氏は、「日本がアメ車を十分に買わないことに対するアメリカの数十年にわたる不満(日本の消費者が実際に欲しがるような車を作っていないにもかかわらず)を要約したバイラルミームという趣旨の紹介文を英語で添えて引用ポスト。

一気に世界へ拡散した。

「日本では軽自動車が税制上有利で、販売の主力となっている」「アメリカ車は物理的に日本の狭い路地を通れない」「都市部では車を使う機会自体が少なく、ほとんどの家庭には駐車スペースすらない」といった日本の実情を説明する声や、「ハンドルが助手席側についているのは致命的な弱点だ」といったハンドルの左右問題など、日米双方のユーザーから多様な視点による投稿が相次いでいる。

トランプ大統領は勘違いしているようだが、そもそも日本は1978年に自動車と車部品の関税を撤廃している。

そして現在はアメリカに限らず、全ての国からの輸入に対して関税を課していないのが実状だったりする。

Hall氏が指摘したように、アメリカは日本の消費者が実際に欲しがるような車を作っていない。

もっと言えば、ドイツなどは日本の国柄に合わせて車を作っている。

要はアメリカ車は「がさつ」で、車は大きいし、燃費も含めて品質が悪い。

にもかかわらず、各国の事情に合った車を作ろうとする企業努力すらしていない。

アメリカの消費者ですら、車を買うなら「ドイツか日本の車だね」と言い切る。

売れないのは当然の事だよね。

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