Qualcommは2024年10月、OryonをCPUに搭載した新しいSoC「Snapdragon 8 Elite」をリリース。
その「8」の数字が示すとおり、プレミアムスマートフォンへの搭載を目的に開発されたSoCである。
Copilot+ PCでAppleシリコンに匹敵する性能を世界に見せつけたQualcommの「Snapdragon Oryon CPU」が、ついにスマートフォンの世界にもたらされた。
「Snapdragon 8 Elite」は世界中に普及するAndroidスマートフォン、それもプレミアムモデル向けの高性能SoC、つまりiPhoneの直接のライバルとなるスマートフォン向けのSoCである。
iPhoneは今まで、Appleシリコン(Mシリーズ)のその極めて高い処理性能でライバルを圧倒してきた。
しかし「Snapdragon 8 Elite」は、そのAppleシリコンのアドバンテージに正面から挑む性能を持ったCPUコア「Oryon」を搭載したSoCである。
「Snapdragon 8 Elite」に搭載されたCPUコアは「第2世代Snapdragon Oryon」と呼ばれ、Snapdragon Xシリーズに採用された第1世代Oryonの改良型。
AppleのM2チップにも匹敵し、iPadすら脅かすほどの高性能を持っている。
AppleのiPadシリーズ、中でもiPad Airや同Proは他社のAndroidタブレットを寄せ付けない圧倒的な性能を誇るが、Snapdragon 8 Eliteはその勢力をも脅かすほどの性能を有している。
なかなか面白くなってきましたね。
今後が非常に楽しみである。
因みにSnapdragon X EliteはCPUがARMと言う事もあり、PCとして利用する分にはデメリットが多すぎた。
PC向けならばx86ベースの「Ryzen AI 300シリーズ」がベストである。
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