AMDから盗み出されたものとされるデータがハッキングフォーラムで取引されていた問題で、調査を進めていたAMDがハッキング被害の存在を認めた上で、「事業への重大な影響はない」と発表した。
AMD provides update on data breach — says it won't 'have a material impact' on business | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/pc-components/gpus/amd-provides-update-on-data-breach-says-it-wont-have-a-material-impact-on-business
この問題の第一報は、IntelBrokerと名乗るサイバー犯罪者自身が行ったもの。
AMDから流出した機密情報がサイバー犯罪者コミュニティで取引されているとの報道を受けて、同社は調査を実施。
AMDの調査によると、盗み取られたのはAMDの特定の製品を組み立てる際に使われる仕様に関する限定的な情報で、サードパーティーベンダーのサイトを通じて流出したとのこと。
AMDは、流出したデータに顧客や従業員の情報が含まれているというハッカーの主張を直接否定しませんでしたが、今回の声明はハッキング被害を認めつつ、機密度の高いデータは無事との見方を示したものであると評価されている。
Tom's Hardwareによると、AMDにハッキングを仕掛けたIntelbrokerには、ロサンゼルス国際空港のネットワークに侵入したり、アメリカの複数の政府機関に危害を加えたりした犯歴があるとのこと。
AMDが標的になった背景には政治的な思惑があることを示唆している。
ともかく一段落・・・で良いのかな?
※関連情報
AMDがハッキングでデータを盗まれたことを認める、重要な情報は流出しておらずビジネスに大きな影響はないと主張