Image:Mats Wiklund/Shutterstock
米司法省は、Adobeがサブスクリプションの解約を難しくしすぎ、高額な解約料も隠していたとして提訴した。
訴状では「重要なプラン条件を分かりやすく開示することなく、デフォルトの最も収益性が高い有料プランに登録することで消費者に損害を与えた」としている。
Adobeはソフトウェアの買い切りからサブスクリプションへいち早く切り替えた先駆けだが、解約の手続きが不満の声が上がっていた。
また、無料で解約できるのは最初の2週間だけで、それを超えると日割り料金を請求される。
そうした苦情を受けて昨年末、米FTC(米連邦取引委員会)が調査に乗り出していた。
司法省は、Adobeが重要な条件を「細かい文字や、オプションのテキストボックスやハイパーリンク」の後ろに「隠している」と主張。
それにより、解約時に発生する「数百ドルにもなる」早期解約料を適切に開示していない述べている。
ユーザーが解約しようとすると、複数のウェブページやポップアップを操作する「負担が大きく複雑な」解約手続きを要求。
さらに解約を思いとどまらせるような早期解約金が「待ち伏せ」している。
FTC消費者保護局のサミュエル・レヴィン局長は「Adobeは早期解約料の隠ぺいや解約のハードルを数々設けることで、ユーザーを1年間のサブスクリプションに閉じ込めた」との声明を発表。
相変わらず悪徳商売をしていますな。
今後はサブスクだけでなく、買い切り型プランも用意すべきと考える。
ただ過去の経緯からすると買い切り型にしたとしても、高額な料金となるのが目に見えているので悩ましいところ。
※関連情報
Adobe、サブスク解約が難しすぎ&高額な解約料を隠していたとして米政府が提訴